「生活と色」アンケート結果
はじめに
このページでは、1997年9月から1998年5月までの9ヶ月間に実施したWEBアンケートの結果をご報告します。
300人が目標でしたが、何らかのトラブルかいたずらか、データが途中で消去されてしまいました。しかし、有効回答は273ですので、何とか形になりました。この間にご協力いただいた皆さんに、深く、深く感謝いたします。どうもありがとうございました。
アンケートの質問は、「あなたの生活(学校、家庭、仕事などすべてを含めて)を、色にたとえると何色ですか?」というものです。いわば、生活全般を総合して、そのイメージを色として回答いただいたものです。
昨今の不景気や、社会不安など、閉塞気味な世の中ですが、結果を概観すると皆さん、なかなかそれなりに明るく生活なさっているようで、安心しました。たしか1998年の7月だと思いますか、読売新聞が世相と色の調査をやりました。それによると、グレーが圧倒的で、「不安な世の中」が直裁に表現されていました。
このカラードリームのアンケートは、そうした客観的な視点ではなく、皆さん自身の主観的な生活のイメージを尋ねたつもりです。以下にまとめる内容は、ごく簡単なものですが、ご協力いただいた皆さんへのお礼の心も込めて掲載させていただきます。
けっこう、楽しく暮らしてますよ〜・・・でも、ちょっと不安もある、かな?
最初に、上位色の一覧を掲げます。表は、左から全体(273名)、男(55名)、女(218名)です。その右側は年齢別です。表中の「-」は、すでに回答色が出尽くしていて、該当なしを意味しています。
| 上位色 | 全体 | 男 | 女 | 13-15 | 16-18 | 19-22 | 23-29 | 30-39 | 40-49 | 50-59 | 60- |
| 1 | |||||||||||
| 2 | - | ||||||||||
| 3 | - | - | |||||||||
| 4 | - | - | |||||||||
| 5 | - | - | - | ||||||||
| 6 | - | - | - | ||||||||
| 7 | - | - | - | - | |||||||
| 8 | - | - | - | - | |||||||
| 9 | - | - | - | - | |||||||
| 10 | - | - | - | - |
カラーをこのようにざっと見た印象では、明るい色が多く挙げられています。特に、黄色、ピンク、オレンジなど。これらの色は、昨今騒がれている「暗い社会」という雰囲気ではなく、皆さん自身の生活では「けっこう幸せに暮らしてます」と言っているように私には見えます。
前回実施した「好きな色」と大きく違う点は、青紫の淡い色であるラベンダーが多いことです。全体273人では、第1位になっています。性別では女性が多く挙げており、年代別では23-29歳の皆さんが多くなっています。
このラベンダーの意味合いは、不安心理あるいは、先の読めない感覚を表現しているように感じます。
ですから、この項の表題を「けっこう、楽しく暮らしてますよ〜・・・でも、ちょっと不安もある、かな?」としてみました。
でも、「マジで不安で、しょうがない」といった雰囲気を持つグレーや黒は以外に少なくて安心しました。
また、ブルー系、グリーン系も多く、特にブルー系は男女を問わず挙げられました。ブルーやグリーンは、落ち着きや冷静さを意味していると思われます。ですから、「まあ、落ち着いて、静かにやってます」といった心持ちなのでしょう。
少し暗さが強調されている年代は、40-49歳。他の年代層に比べて黒、グレー、灰みの色が多くなっています。仕事でもっとも忙しい年代であるにもかかわらず、リストラなど厳しい現実にさらされている年代です。また、16-18歳、19-22歳などの、まだ社会に出ていない若い世代の回答も決して「明るい」とは言えませんね。獏とした不安を抱いているように感じました。
男女の別では、女性の方がハッピーな生活を送っているようです。たまには、男のグチでも聞いてやってはいかがでしょう?
以下に、今回の色相別分布をまとめました。回答数が273と少ないので、年代別に分けると一つの年代の回答数はかなり少なくなってしまいます。統計的に意味があるのは、全体、男、女、19歳から39歳までと思ってご覧ください。他の年代は非常に回答数が少ないので、あてになりません。


ピンク系からイエローまでの暖色系は、どちらかといえば「楽しい暮らしです派」、緑〜青緑〜青は「落ち着いた暮らし派」、紫や無彩色は「不安派」といったところでしょうか。全体的には、堅実に暮らしている様子がうかがえますね。
カラーのイメージ喚起力は、色相よりも色調の方が強いので、次に色調の分布をご覧ください。下図のようになりました。灰み、鈍い、暗い色は、「憂鬱な」感覚を示しているのでしょう。薄い色や明るい色は、楽しく、明るい感覚を示している色と言えます。


全体的には、世知辛い世の中ではありますが、幸せに暮らしているという気持ちが伝わってきます。鈍い色、暗い色を選んだ人は、およそ2割。明るい暮らしを目指して行動しましょう!
「生活と色」アンケート概要
・実施期間 1997年9月〜1998年5月
・方法 カラードリーム・ネットWEB上でのアンケートフォームより集計
・調査項目 性別、年代、「今の暮らしを示す色」を下記パレットより回答

・回答数
有効回答総数 273
男:55 女:218
年齢別
12歳以下 0人
13−15歳 4人
16−18歳 7人
19−22歳 71人
23−29歳 121人
30−39歳 48人
40−49歳 17人
50−59歳 1人
60歳以上 4人